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博物館で禅に触れる

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みなさんこんばんは、デルフォニカのミヤモトです。

今日は水戸市立博物館で現在開催中の
知られざる女流画家 櫻井雪保 ー父・雪館と歩んだ絵画の道ー
へ行ってきました。
神奈川県にある禅宗寺院・了義寺の本堂に納められた板戸絵などが展示されておりとても迫力がありました
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了義寺本堂板戸絵「虎竹図」
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了義寺本堂板戸絵「龍図」

水戸出身の櫻井雪保は江戸時代後期に活躍した女流画家です。
水戸藩出身の画家・櫻井雪館を父に持ち、父と共に江戸を拠点に活躍しました。
父親譲りの力強い画風の中に女性ならではの繊細さが感じられます。

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達磨禅師絵

このように禅画を多く残しているということと今日は祭日ということで特別関連行事として、水戸の禅宗の由緒あるお寺「祇園寺」の住職さんによる「達磨のお話と坐禅体験」にも参加してきました。

雪保の作品にも登場する「達磨」は「坐禅」と深い関係にあるというお話を聞いた後、住職さんのレクチャーのもと、坐禅を体験してきました。

お寺の畳の上ではなく、博物館の絨毯の上で、参加者全員が壁に向かって並んで坐禅するのはとても不思議な光景でした。

レクチャーの内容は
坐布(坐禅用クッション)の上で胡坐をかいて座り、右手の上に左手を乗せて親指同士を軽くつけて卵型になるように印を組みその中に自分の心を置いておくイメージ。
目は完全に閉じないで半眼にしておき、一メートル先の床の上に視線を定める。
意識を呼吸に集中させ、湧き上がる想いはそのまま放っておく。

15分間という短い時間でしたが、心の中が静まり返りかなりリフレッシュできました。
祇園寺さんでは月に二回ほど日曜坐禅会が開かれているそうですので興味のある方は是非体験してみるといいと思います。

水戸にゆかりのある知られざる女流作家 櫻井雪保の作品をみなさん是非見に行ってみてはいかがでしょうか。